島田一也がジャイアントベイトロッド「アクテオンマグナムEX」を解説!
今回はアクテオンマグナムEX(HCSC-79XX)のインプレッションをしようと思いますが、これから語ることはバスフィッシングの常識から外れているところがあるかもしれません。
ジャイアントベイトの釣りは、日本にしても本場アメリカにしても一部のコアなアングラーにしか理解されていないスタイルなので……
アクテオンマグナムをジャイアントベイトのアキュラシーキャストに最適化
まず、アクテオンマグナム(HCSC-82XX)を語らずしてアクテオンマグナムEX(HCSC-79XX)のことを語るわけにはいきません。
ルアーの重さに耐えるためのいわゆるガチガチのジャイアントベイト対応ロッドと比べると、アクテオンマグナムのブランクには適度な柔軟性を持たせています。
ブランクの曲がって戻る力を利用することで、できるだけ身体に負担を掛けないようにして、一日中ジャイアントベイトをキャストできることを狙って作ったからです。
それと同時にその柔軟性によって、バスがバイトしてきた時に高いフッキング性能を発揮してくれます。特に高速リトリーブではその差は歴然!
また、その柔軟なブランクと規格外のスーパーロンググリップによって、ジャイアントベイトを大遠投できるというのも大きな特徴です。
リアグリップが短くなった分、ロッドの取り回しが良くなるため、ブリムスライドやティンバーフラッシュ、はたまたS字系ビックベイト等がより扱いやすいセッティングになっています。
でも、一番の狙いはアキュラシー重視のジャイアントベイティング! ジャイアントベイトをサイドハンドキャスト等で、大遠投というよりはアキュラシーキャストする釣りに相性抜群です。
ジャイアントベイト・バラム300と抜群の相性を発揮
なので、このアクテオンマグナムEXは、俺のやっているバラム300の釣りにまさにドンピシャ!
なぜならば、ホームレイクである池原ダムの場合、立木や岩盤を狙うのがセオリーで他のアングラーも同じようなところを釣ることになるため、やみくもにロングキャストするのではなくキャストの精度とトレースコースに細心の注意を払い、さらに高速リトリーブで釣るのが俺のバラム300の釣りだからです。
そして、ラインが水面に着く前に狙いのトレースコースにラインがくるようにロッドを操作し、高速で岩盤沿いを泳がせます。
エイトトラップ釣法でのフッキング率・キャッチ率が大幅アップ
そして、ボート際までチェイスしてきたバスに対する最後の技がエイトトラップ釣法です。アクテオンマグナムEXの取り回しの良いグリップ長だからこそ実現できるこの技は、リーリングはせずロッドワークのみで高速で8の字を書き、ルアーの音やパニックアクション、ロッドやルアーで水面を掻き回す際の泡、音、水面の反射などを複合的に用いてバイトに持ち込むというテクニックです。
エイトトラップ釣法にはもう1つ重要なことがあります。それはティップからほとんどラインが出ていないためラインの伸びもなく、普通の高速リトリーブ以上に、ガチガチすぎるロッドではバイトを弾いてしまうということ。しっかり吸い込ませて少しでもキャッチ率を上げるには、柔軟性があるブランクじゃなきゃダメなんです!
最後に言っておきますが「ジャイアントベイトで釣りたい!」というあなた!! 一日中!そして一年中!キャストし続けることが重要です! アクテオンマグナムEXならジャイアントベイトの重量による身体の負担を軽くすることができるので、一日中キャストし続けることができます。やり続ければ必ず見えてくる世界がありますよ!
そんな俺のスタイルに合わせて製作してもらったブランクとグリップによって、一連の動作をストレスなく行なえバラム300を思いのまま操れるロッドとして確立したアクテオンマグナムEX。ぜひその威力を体感してください。
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