上笹慎哉の1ozパンチング講座
上笹慎哉です。
「The Hit」旧吉野川編、見ていただけましたか?
今の時期のバスは、ほんま1ozが大好きなんですよね!
番組でも40オーバーを連発!晴天、無風、流れのない状況でも、これなら釣れるんです。今回は番組中で伝え切れなかった、上笹慎哉流の1ozパンチングをちょっとだけ紹介させていただきます。
こんなタフな状況でこそ1ozが効く
ロケ日の旧吉野川は定水日で流れがなく、しかも無風、快晴というコンディション。
川なのに流れがない、バスはカバーのインサイドに入り込んでいて食い気がない・・・こんなタフな状況でこそ1ozが効くんです。
そこで僕は、EGタングステンシンカー1ozとクロー系ワーム(バイスクローポートリー)の組み合わせで、リーズ、ブッシュ、ウィード、ゴミだまりなどを釣っていくことにしました。
それらのカバーのなかでも濃い薄いは関係なく、ラインを引っ掛けることができる部分だけを狙いました。
でもバスに食い気がないんで、1ozをただ落とすだけでは食わないんですよね。
なので、カバーにラインを引っ掛かけてサミングし、ワームを中層で止めてシェイクしたり、ロッドをゆっくりと倒してスローにフォールさせたり、誘いの動作を入れていました。
フォールスピードをサミングやロッドワークでコントロールして、1ozシンカーを1oz以下のもっと軽いシンカーのように使っていたんです。
「水中で、1/4ozを1ozに変えることは無理!
でも、1ozを1/4ozに変えることはできるんです!」
例えば1/4ozシンカーを使っていて、もっと速くフォールさせたいときは、重いシンカーにチェンジするしかありません。
でも、カバーにラインを引っ掛けてフォールさせる場合、1ozを使っていれば、1oz以下のウエイトのフォールスピードであれば、サミングやロッドワークで「無段階に変速」できます。
当然シンカーが重ければ重いほど、コントロールできるフォールスピードの幅が広くなりますよね。
今回はシェイク&スローフォールがハマリましたが、1ozならではの速いフォールスピードによるリアクションが効くときもあります。
だから、1ozのタックルが1セットあれば、カバーの濃さやバスのコンディションによってシンカーをチェンジする「わずらわしさ」もなく、手返しよくバンバン撃っていけるんです。
後は1ozを基準に、カバーが濃くなるほど、フォールスピードの幅を広く使いたいときほど、シンカーのウエイトを1.5oz→2ozと上げていきます。
みなさんが思っているよりも簡単に、20cmの小バスでも軽く2ozシンカーを吸い込むので、シンカーの重さ、大きさを恐れず使ってみてください。
1ozのパンチングは、シーズン、フィールドを問わず、そこに引っ掛けられるカバーがありさえすればOKです。これからの時期は特に、野池の岸際が超人的に熱いですよ!!
■タックルデータ
ロッド : タクティクス TCSC-77X モリゾーフリップ
ライン : バスザイルマジックハードEX25lb
ルアー : クロー系ワーム(バイスクローポートリー)
シンカー : EGタングステンシンカー1oz
シンカー (ヘビーロックネイルスタイルによるペグ止め)
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