今回エントリーしたのは、水道に隣接する潮通しの良い磯場です。海の様子はというと、期待していたイワシの回遊も見られず、生命感といえば時折ボラの大群が悠々とキャスト圏内を通過する程度。

潮流は沖へと払い出す方向に強く流れているので、まずはソルティセンセーション・リミットブレーカー（プロト）にキャロをセットしてキャストします。潮流と水深に合わせ、4～10gを使い分けて広く探りますが、魚からの反応は皆無。続いてコルセア65やジャベリンジェット5g、7gをキャストするも、同様に反応を得ることができません。

巻きの釣りには反応がいまいち悪いようなので、リグを7.6gのフロートリグに変更します。

先ほどまでボラがしつこく群れをなして居座っていた辺りに向けてフルキャスト。払い出す潮に乗せてゆっくりと送り込んでいくと、いきなりのヒット。砂地メインの磯場とはいえ、足元には潮位の低下と共に顔を出したウィードジャングルが広がっているので、潜られないようにゴリ巻きでランディング。体高のある26cmのメバルでした。

夕マヅメの高活性タイムはさほど長続きしないので、急いでフロートリグに戻し、同じように潮に流し込むと25cmクラスが3連続ヒット。どうやら、余計なアクションを加えずにラインテンションを保ったまま、水面下60cmくらいのレンジを自然に流すと反応が良いようです。

さらなるサイズアップに期待が高まりますが、ここからまさかのアジラッシュ。サイズも25cmほどあって、小気味良い引きで楽しいのですが、群れで回遊してきたようでどこにキャストしてもアジがヒットします。

そうこうしているうちに辺りがすっかり暗くなり、魚からの反応も散発的に。時折20cmほどのメバルが釣れますが、残念ながらサイズアップには繋がらず、ここで終了としました。

今回の釣行で使用したメインロッドは、前回の釣行でも活躍してくれたソルティセンセーション・リミットブレーカー（プロト）。軽量リグから10g程度の重量級リグまで扱える、非常に汎用性が高いソリッドティップロッドです。

今回は、キャロやフロート、小型メタルジグなどを使用しましたが、ジグヘッド単体を使用した場合の操作感も良く、ゴロタ浜や磯場、はたまた離島への遠征など、持ち込むロッドの本数が制限される釣行でも活躍してくれるでしょう。