2012.11.02 (金)

木下彰 フロートリグのリフト&フォールでアジ連発

こんにちは。エバーグリーン・ライトゲームプロスタッフの木下彰です。一見何の変哲もないサーフでも、外灯などの光の要素が絡めばアジが足を止めるポイントになります。

今回訪れたのは、いままでアジングでは攻めたことのない遠浅のサーフに一箇所だけ突き出るように設置された防波堤。

ここは潮流が速く、青物などの回遊ルートにもなっており、ポイントへ到着したのは潮止まり直前でしたが、潮は左から右に強く流れ、頻繁に回遊するサヨリの群れが生命感を醸し出しています。

【潮止まりと同時に状況が一変】
まずは3.5gのスプリットリグで広く探りますが、良い感じの雰囲気とは裏腹にアジからの反応は一切ありません。良く知ったポイントであればすぐに状況を見極めて移動を検討するのですが、今回はポイント開拓も兼ねているのでしばらく粘ることに。

そのまま潮止まりを迎え、下げ潮へと切り替わった頃に状況が変化。それまで防波堤の沖を左から右へと流れていた強い潮流が手前へと近づき、防波堤の左側面にぶつかって、そのまま沖へと強く払い出し始めました。またそれに合わせたかのように近隣施設の照明が消え、広いサーフに外灯がひとつだけという状況に。

リグを1.2gのジグヘッド単体に変更し、流れに対してアップにキャスト。堤防の際まで中層付近をドリフトさせ、そのまま払い出す潮に乗せて防波堤の先端まで流したところでヒット。ファーストフィッシュは27cmでした。

【フロートリグでアジの付き場を広範囲にサーチ】
すぐに同じパターンで24cmを追加しますが、それ以降アジからの反応が薄くなり、時折バイトはあるもののフッキングに至らないという状況に・・・

ワームをより流れと同調させながら広範囲を広く探れるように、リグをジグヘッド単体からフロートリグに変更し、0.8gのジグヘッドをセット。流れにフロートを乗せ、表層からボトムまでワームをフォールさせながらアジの付くスポットを探ります。

そして、足元から2~3m沖の中層付近に他より少しサイズの良いアジの付き場を発見。スローなリフト&フォールに反応が良い感じだったので、潮流の強さにあわせてジグヘッドのウェイトを0.55~0.8gまで変更しつつ探ると、24~25cmのアジが良い感じに反応してくれました。

【繊細なテンションコントロールにはこのロッド】
フロートを使用してドリフトさせながらリフト&フォールで誘うテクニックは、メバリングの際にも良く使用します。

主にシャローエリアを広範囲に探ったり、表層付近で捕食行動を行っているアジ、メバルをターゲットにしますが、今回は表層付近に食い気のあるアジがいなかったため、流れに同調させつつ全層を探る目的で0.55~0.8gのジグヘッドと組み合わせて使用しました。

この釣りでは、テンションの掛け方でジグヘッドのフォールスピードやドリフトさせるレンジをコントロールするため、繊細なロッドワークとテンションコントロールが必要になります。そのため、感度と操作性を重視してソルティセンセーション・リンバーティップを選択。快適にアジをキャッチすることができました。

■タックルデータ
ロッド:ソルティセンセーション PSSS-610S リンバーティップ
ライン:PE 0.3号
リーダー:バスザイル・マジックハードR 6lb、4lb
リグ:フロートリグ(ジグヘッド0.55g~0.8g+各種ワーム)

■木下彰ブログ:ひとりぼっち釣行記


ページトップ

関連記事