夏から秋へと季節が移り変わり、イワシ等のベイトフィッシュが接岸すると、日中にアジから良い反応を得ることができる様になります。

今回エントリーしたのは、デイでアジを狙ったことはないものの、地形、潮通し的にデイアジングが成立すると以前から考えていたエリア。まずはソルティセンセーション・リミットブレーカーに8gのキャロをセットし、表層から順に探っていきます。

どうやら沖に沈んだテトラの際に付いているらしく、根掛りに注意しながら潮に乗せてワームを送り込むと比較的簡単に口を使ってくれる様子。しばらく同じ様なパターンで数を伸ばしました。

一旦休憩し、干潮に向かう潮が流れはじめたところで再度チャレンジ。休憩前と比べると、潮流が強く、流れの向きも変化していたので、一からアジの付き場を探します。

キャロのウェイトを10gに変更し、より広いエリアをチェック。水深をチェックしながらあちこち探ると、先ほどまでほとんど潮が流れていなかった手前のミオ筋に強い流れができていたので、そこを重点的に攻めますが、思ったほどの反応が得られません。

そこで、さほど飛距離が必要ないこともありリグを5gのスプリットに変更。キャロは抜群の飛距離とスローな沈降速度が特徴のリグですが、キャロ自体の存在感が大きく、フォールやドリフト主体で使用する際にはスプリットリグの方が良い反応を得られる場合があります。

潮上にスプリットリグをキャストし、ドリフトさせながら手前を探ると、すぐにヒット。流れに乗ってしたたかに抵抗しながら上がってきたのは、当日最大、28cmのアジでした。

デイアジングでは、常夜灯というアジを寄せて留めておく大きな要素がないので、潮の流れとベイトの存在が非常に重要になってきます。

逆に言えば、潮がしっかり流れているエリアを探して、その中で潮流や地形の変化など、ベイトの溜まりやすいポイント＝アジの付き場を絞り込むことができれば、多くの魚をキャッチすることが可能となります。

今回は、リミットブレーカー1本で5g程度のスプリットから10gを超える重量級のキャロまで使用しましたが、いずれのリグでも潮流の変化を感じやすく、飛距離も稼げるので、アジの付き場をスピーディに探し出し、効率良く釣ることができました。