2013.12.20 (金)

中島央憲 大分中部釣行 日中はカサゴ&ヒラメ
夜は50cmオーバーのデカアジ連発!

こんにちは。エバーグリーンライトゲーム・プロスタッフの中島央憲(ナカシマ ヒサノリ)です。

今回は、友人が製作してくれた真鍮製キャロシンカーのテストと、デカアジ狙いのため大分県中部に釣行してきました。結果、50cmオーバーのデカアジをはじめとした好釣果を得ることができました!

■ 100gキャロで沖の深場を直撃!

まず、日中から夕マヅメにかけては真鍮製キャロシンカーのテストを行いました。ゼファー・トゥルーキャスターに100gの真鍮製キャロシンカーを組み合わせて100m以上沖の深場の根をワームで探ります。

すると、一投目からカサゴがヒット。幸先の良いスタートを切ることができました。水深30mはある場所から釣り上げたカサゴは、船釣りで釣れるカサゴの様な鮮やかな赤い色をしています。

今度は、根の周辺から少々ずらして砂地気味のボトムを探ると魚がヒット。カサゴにしては抵抗するので期待しながら寄せているとバレてしまいました。正体が分からないことに悶々としながら、しばらくは根周りを攻め、カサゴをもう一匹追加したところで、先程魚をバラしたポイントに再びリグを投入しました。

すると何度目かのリフト&フォールで魚がヒット! 感触が先程の魚と同じだったので、フッキングを入れ直し一気にゴリ巻いてくると、浮いてきたのは50cm程のヒラメでした。水面までかなり高さがあったためランディングネットを使用できませんでしたが、良いところにフッキングしていることを確認して無事抜き上げました。

今回、メタルジグと同等の飛距離を出すことができるキャロライナリグを使ってジグヘッド・ワームの釣りをしてみて、今後大きな武器になると感じました。このリグなら、フックやワームのサイズ次第で狙う魚種も変更可能であり、普段叩かれてない場所をワームで丁寧に釣ることができます。その可能性にワクワクさせられました!

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■ ジグヘッド単体で50cmオーバーのデカアジ

真鍮製キャロのテストが終了した頃には、周りもずいぶん暗くなっていたので、ライトゲームタックルに切り替えてデカアジを狙うために移動しました。

デカアジ狙いの場所も水面まで高さがあり、抜き上げづらい地形なので、ランディングネットを準備しました。最初のタックルは、ソルティセンセーション・リンバーティップを選択。初めはアジの居場所が分からないので、丁寧に探って状況をつかむ事を優先しました。

最初の魚は同行した友人にヒット。一気に走られ一瞬でラインブレイクしてしまいました。次にヒットした魚もドラグを出された末ラインブレイクで逃し、3匹目でようやく50cmほどのアジを獲ることができました。

私の方も1匹目は強引に寄せている最中にラインブレイク。これでは余りにも効率が悪いと判断し、タックルをDアタッカーにチェンジ。

そしてヒットした2匹目は、仕方なくドラグを緩めて少々走らせてから浮かせる形でランディングしました。

サイズは50cmを超えるなかなかの大きさ。ヒットパターンは、ジグヘッド単体を中層で2、3回強いトゥイッチ後に、弱テンションフォールをするとアジがヒット、という具合です。

まもなく、先程と同様のパターンでアジがヒット。しかし、今度は一気に寄せて相手に抵抗させる時間を与えませんでした。この間、8~10秒程度です。タチの悪い地形なので少々リーダーは擦られましたが、バスザイル・マジックハードRの8lbは余裕で耐えてくれました。

リーダーの痛んだ部分をカットして再び同様に操作していくと、アジがヒット。先程よりもドラグを締めていたので更に時間短縮して仕留めました。更に続けてアジをヒットさせ、秒殺した個体のサイズが、長さではこの日最大の53cmでした。


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■ ロッドチェンジでさらなるファイトタイム短縮に成功!

この時点で、「もっと効率良く仕留めてしまいたい!!」と思い、タックルをライトタフにチェンジしました。こちらはロッドパワーと長さがあるので、急激なブレイクと目の前の障害物を回避する事にも貢献してくれます。結果的に、アジがヒットしてから5秒程度で目の前に寄せることが可能になり、よりファイト時間を短縮することができました。

大型のアジがヒットしたら、バラしたくないという心理が働いて慎重なファイトになる方が多いですが、ジグヘッド単体なら掛かり所も良い事が多いので、迷わず一気に仕留めた方が賢明です。無駄に走らせて他の魚を刺激しないためにも、剛の釣りに徹することが大切です。

このように効率良く一匹一匹のアジを捕獲することで、短い時合いの間に多くの50cmオーバーを仕留めることができました。

ランディングは、ライトタフと使用していたラインのスペックを考えると、抜き上げることもできましたが、足場の関係でネットを使用しました。ランディングの際の注意点は、一気にファイトして浮かせた後は、アジの頭を再び水中に浸けない様にするということ。浸けてしまうと再び走り始めて潜られてしまうなど、トラブルが発生する可能性が出てきます。

ジグヘッドは2~3.5gと重めの物を使用しました。今回、最適な重量だったのは3.5gで、アジの居るレンジへの到達が早く、効率良くヒットさせることができました。一度バレた後に再び他のアジがヒットしてくる程のマッチ具合でした。


■タックルデータ
ロッド:ゼファー PZS-110 トゥルーキャスター
ライン:PE 3号 40lb
プライマリ・リーダー:フロロカーボン 40lb
セカンダリ・リーダー:ナイロン 25lb
リグ:オリジナル真鍮キャロ(100g)+ジグヘッド・ワーム

ロッド:ソルティーセンセーション PSSS-610S リンバーティップ
ライン:PE 0.2号 5lb
リーダー:バスザイル・マジックハードR 4lb
リグ:ジグヘッド単体

ロッド:ソルティーセンセーション PSSS-70S  Dアタッカー
ライン:PE 0.4号 8lb
リーダー:バスザイル・マジックハードR 8lb
リグ:ジグヘッド単体

ロッド:ソルティーセンセーション PSSS-78T ライトタフ
ライン:PE 0.6号 10lb
プライマリ・リーダー:バスザイル・マジックハードR 12lb
セカンダリ・リーダー:バスザイル・マジックハードR 8lb
リグ:ジグヘッド単体


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