2017.11.14 (火)

蛯原英夫 バスエネミーが活躍! W.B.S.第4戦 北浦 & 最終戦 霞ヶ浦

こんにちは!エバーグリーンプロスタッフの蛯原英夫です。

2017W.B.S.最終戦、初日6キロオーバーでトップウエイト…… 2017W.B.S.第2戦で準優勝の立役者となったバスエネミーがまたしても大活躍のW.B.S.第4戦&最終戦を振り返りながら、バスエネミーとはどんなワームなのかを説明させていただきます。

今までにないアクションを引き起こしてくれるワーム

まずは簡単にバスエネミーの紹介から。今年の3月末からプロトを改良しながら使い続けてきたワーム、バスエネミーですが、コンセプトはノーシンカースティックベイトと微波動の融合!

見た目の特徴として、極めて薄いネイルテール!見た目はグラブっぽい感じですが、スティック系ワームのイメージでノーシンカーで使うのが基本となります。

テールが付いているので頭下がりでフォールすると思われるかもしれませんが、ノーシンカーでフォールさせると、なんと水平フォールします。それだけでなく、水平フォールしながらボディがロールしテールがピラピラピラとなびく動きが加わります。

このように、今までにないアクションを引き起こす今までにないタイプのワームと言えると思います。ノーシンカーでフォールするだけで自発的に動き、まるで生き物!のような微波動でバスの本能を刺激して思わず口を使わせてしまうワームなのです。

▶バスエネミー アクション動画

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第4戦 北浦 準優勝 & 最終戦 霞ヶ浦 初日トップウエイト

【第4戦 北浦 準優勝】
手長エビが産卵で入ってくるリップラップをバスエネミー3.5インチのノーシンカーで狙い撃つというパターンがプラクティスから好調だった第4戦北浦。

キャストしてボトムに着いたらロッドティップを使ってキレよくチョンとトゥイッチさせフリーフォール。このフォール時になまめかしくボディーロールしながら水平フォール。連動して動くテールは時にスムーズに時にぎこちなくアクション。この、他に類を見ないアクションがバスを引き寄せてくれました。

【最終戦 霞ヶ浦 初日トップウエイト】
この試合は年間優勝争いも絡んでいたこともあって1つのミスも許されない試合。この試合でもメインで使ったのはバスエネミー 3.5インチでした。

狙ったのは、超シャローエリアのシェードができるベジテーション周り。と言うかベジテーションのキワキワにノーシンカーでキャストして、フリーフォールさせてカバーの中に居るバスを外に呼び出してバイトに持ち込む戦略。

一般的なスティック系ワームは、風や流れ、ラインテンションなどにより自分が思っている以上に手前に移動してしまっていることがあると思いますが、そんなスティック系ワームの弱点をカバーしたのがバスエネミー。リアに付いたネイルテールが抵抗となりブレーキが掛かり、止めたい所で止めやすくなっています。

なので、フリーフォールさせるだけで、魅惑的な動きをするだけでなく狙いのカバーから離れすぎずタイトに狙えることからバスも追いかけるのをあきらめることなく、たまらずカバーの外に出てきてしまう感じでした。このパターンでリミットメイク、さらに何度か入れ替えをして5本約5,300g。十分にバスエネミーの持ち味を発揮することができました。

そして帰着10分前。土浦新港近くのプレッシャーの非常に高いブッシュに入り最後の勝負。ここではバスエネミー 4.5インチのノーシンカーを使用。まずはブッシュの際から狙い、徐々に奥へ奥へとキャストをしていきました。

バスエネミーはアクション重視で若干柔らかめのマテリアルを採用しているものの、高比重で自重があるためネイルシンカーなどを使用しなくてもオーバーハング、レイダウン、ウッドカバー、ブッシュ、アシ奥などへしっかりとスキッピングできるのも特徴です。

そして、枝、枝、枝だらけの最奥にスキッピングで滑り込ませると……スキップが終わる瞬間に最奥で捕食音!「これは喰った!!」と思い切りフッキング!しかもデカイ!!

3度ほど枝にスタックしたもののヘラクレス・ブルーマイスターLTSバスザイル・マジックハードR 14lbというコンビネーションだったので、多少強引にやり取りしても問題なく、ブッシュ最奥から引っ張り出すことに成功しました。

この魚のウエイトは1,580g!大きくトータルウエイトをあげて、初日トップウエイトの6,015g。

これで年間ランキングも2位まで押し上げて運命の2日目。今シーズン最終戦最終日。

結果は……聞かないでください。無念のエンジンブロー……

この2日間で天国と地獄を味わい、今シーズンのレギュラーシリーズを終えました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。


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100本を超えるバス達が答えを出してくれた霞ヶ浦でのフィールドテスト

最終戦はこんな結果でしたが、初日のトップウエイトを始め、今シーズン3回の準優勝の内2回に貢献してくれたのが、シーズン途中からテストを続けているバスエネミーでした。

この霞ヶ浦ですでに100本以上のバスを手にしており、本当は個人的には、まだまだ発売したくない気持ちです(笑)が、こんなに釣れる物ができ上がったのでぜひ皆様にも試してもらいたいとも思っています。

今回紹介した使い方以外でも、時にはスティックベイトとしてトゥイッチで、時にはグラブとしてテキサスリグやリーダーレスダウンショットでスイミングで使うのもお奨めです。

自分以外でも、菊元さんが霞ヶ浦ビッグバイトロケででかいバスを釣っていますし、小島貴はK1トーナメントで1,900gのビッグフィッシュ賞&準優勝!と既に実績をあげています。

見た目はシンプルで、その見た目からは想像できないかもしれませんが、秘密がいっぱい詰まった本当にヤバい物が完成しました。来春には皆様にも使っていただけるよう進めていますので期待していてくださいね!

■タックルデータ
[ロッド]ヘラクレス HCSC-67MH-LTS ブルーマイスターLTS
[ライン]バスザイル・マジックハードR 14lb
[ルアー]バスエネミー 4.5インチ

[ロッド]ヘラクレス HCSC-66M-LTS フォースグランディスLTS
[ライン]バスザイル・マジックハードR 12lb
[ルアー]バスエネミー 3.5インチ

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