清水盛三が語る 秋のスピナーベイト戦略 Dゾーンのプチスローロール
10/9オンエアされた「The Hit」で3年ぶりに紀ノ川に挑んだ清水盛三。前半は苦しみながらも、後半その日のパターン「Dゾーン アユカラー シルバーブレードのプチスローロール」が炸裂しロケは大成功。
今回は清水盛三が秋の紀ノ川を完全攻略したDゾーンの使い方のキモを語ります。
前半の苦戦を吹き飛ばす連続ヒット ~ Dゾーン・アユカラーのシルバーブレードが炸裂
やはりDゾーンは永遠の定番。The Hit 紀ノ川でのロケは前半苦しんだけど、後半はルアー、カラー、そして釣り方がバッチリハマって40オーバーの固め釣りができた。
約3年ぶりに訪れた9月末の紀ノ川。天気はくもり時々雨。今年は暑さが続いていることもあって、まずは夏に魚がいたであろう流れの当たる場所を釣っていった。
その後「ココにいなくてドコにいる!」という明らかにベストスポットと言える一級カバーがあったので、テキサスリグをフリップ。なのに、そこでも小バスが追いかけてきただけ。
そこで、「この一等地にこんなサイズがいるということは、狙いが間違っている!」と即座に判断して、季節を進めて、狙いを秋の場所に変更することにした。
すると……答えはすぐに出た。
流れが弱まるエリアの少し水深のあるストレッチで、まずは45クラスのコンディションのいいビッグフィッシュが来た。ルアーはDゾーン1/2ozのダブルウィロー。カラーはアユカラーのシルバーブレード。
たとえルアーが合っていても、カラーが合っていなかったら浅掛かりになったりと、あんなに深い喰い方はしないもの。
同じアユカラーにブレードのカラー違いをラインナップする意味
もともとDゾーンのアユカラーはゴールドブレードのみのリリースだったが、エバーグリーンの琵琶湖プロガイド達からアユカラーのシルバーブレードがほしいというリクエストがあり、僕のなかでもその必要性は感じていたので、ついに今年リリースすることにした。
ヘッドとスカートは従来のアユカラーと全く同じで、違うのはブレードのカラーだけ……と目新しさはないが、実はこの違いは大きい。
この2色を持っていれば、以前『清水盛三が語る ワイルドハンチ・シークレットテクニック』という記事で紹介した「同系色でカラーローテーションする」という本当の意味でのカラーローテーションテクニックにも対応できる。
アユカラーの他にも、Dゾーンにヘッドとスカートは同色でブレードの色だけが違うという似たようなカラーが細かくラインナップされているのは、実はそのため。
Dゾーンなら簡単にできる秋に効果的なスピナーベイトの使い方、プチスローロール
そして、釣り方はプチスローロール。夏のバスを流れの当たるエリアで狙うなら、水面付近の高速引きが効果的だけど、このときは岸際の浅いところでエサを喰っている感じじゃなかったので、ブレイクラインをウロウロしている魚を狙っていった。
簡単に言うと、リールを巻いたときにルアーの振動が全く伝わらないスローリトリーブから徐々に巻き速度を上げていくと、ブルブル感が感じられるようになるポイントがあるので、その速度よりほんの少しだけ速くリールを巻けば勝手にこの釣り方になる。
感覚的な話しだけど、具体的に1秒間にハンドル何回転とかいう説明はできない。なぜかというと、ボートが進むスピードや風の強さ、リールのギア比なんかで巻く速度は変わってくるから。このときも、テレビでは結構速く巻いているように見えるかもしれないけど、エレキを踏んでボートを前に進めながら釣りをしていたからね。
特にこれからの秋のシーズン、Dゾーンのプチスローローリングは本当に釣れるのでぜひ試してみてほしい。
もちろんオカッパリからでも効くよ。ひとつ付け加えると、沖に向かって真っすぐ投げるのではなく、斜めにキャストしてできるだけブレイクラインを長く引くようにすることも釣れる確率を高めるコツなので忘れずに。
そして、さらに季節が進んだら『清水盛三が語る 冬の必須スピナーベイト Dゾーンパワーブレード』を参考に釣りをしてみてほしい。
僕がつくるルアーもしかり。ずっとバスフィッシングを楽しむためには、やっぱり魚が釣れないと続かないよね。だから、流行りだけを追いかけるのではなく何年経っても使い続けられる=釣れるルアーをつくり続けようと思ってやっている。
最後に、The Hit紀ノ川ロケではDゾーンで釣った後、ゼルクプティで50アップも獲っている。次はそのゼルクプティについての記事をアップできればと考えているのでお楽しみに!
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■関連サイト:サンテレビ The HIT
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