2024.06.07 (金)

清水盛三が語る 春のタフを制するパワーフィッシング・シャロー戦略

スポーニングが絡むことでバスのムードが一転、急激な変化に見舞われることが多い季節、春。そんな春の気難しいバス相手に、清水盛三が取った戦略は、もちろんパワーフィッシング。

スーパーシャロークランクとスピナーベイト、水深と巻きスピードに応じたルアーセレクトで導き出すビッグバス連発への解答とは……ぜひ記事と合わせて動画でご確認ください。

2024年5月1日放送【The Hit】雨の紀ノ川で表層系ハマりまくり!入り江で爆釣

 

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パワーフィッシングで素早く情報収集 ~エリアとルアーを絞り込む大事なプロセス

前回はDDエックスオーバーのディープレンジ・パワーフィッシングだったけど、今回のThe Hitロケではいつものシャローのパワーフィッシングが炸裂。クラッチヒッターDゾーンを駆使して、50オーバーを含めて固め釣りすることができた。

ロケは久しぶりの紀の川。久しぶりで状況が良くわからないというだけでなく、春という季節は、バスのコンディションが天気や水温に最も左右される、状況変化が激しい季節。なので状況把握のため、最初は様々なルアーをまわしながら釣っていったんだけど、午前中は苦しい展開だった。

雨が降ったり止んだりする不安定な天気の中、バンクをジャックハンマーで流しながら、カバーにはIRジグを撃ち込んでいく。DゾーンDIからDゾーンTW、ワイルドハンチワイルドハンチSR……と次々にローテーション。

本流からワンドに入り、奥に進むにつれて水温がどんどん上昇。ボートポジションで約50cmと水深もかなり浅くなってきたので、クラッチヒッターにルアーチェンジすると、1投目にバイト。サイズは小さかったけど、ルアーを変えて1投目に釣れたということで、「このルアーが当たりかも……」と感じる嬉しい1本だった。

しかし、その後ワンドを釣った後、再び本流に出て、ルアーをまわしながら上流まで流してもノーバイトが続く。そこで、最下流の橋脚まわりを釣ってみたところ、フェイスで1本キャッチ。小さいけどパンパンのグッドコンディション。

ピックアップで喰ってきたけど、ジャークで気づかせて、巻き始めたら、逃げられると慌てて追いかけて喰ってきた感じだった。

隣の橋脚では70オーバーのシーバスがDDエックスオーバーに喰ってきたけど、クォリティフィッシュは本流じゃないという雰囲気が漂っている……


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午前中の速い展開を経て、辿り着いたDゾーンで40オーバー×3連発  

「やはりワンドか……」と下流の規模の大きいワンドに移動し、午前中よりも少しゆっくり巻く作戦に切り替えた。

そして40後半のビッグバスがヒット。Dゾーン1/2ozタンデムウィロー。皮一枚の際どいフッキングだったが何とかキャッチ。やる気はないけど、このルアーには反射的に口を使ってしまう感じなのか。

釣れたのは、岸ベッタリではなく、すこし離れた場所。水深は1.3~1.5mだが、ボトムを少し切った1mくらいの層を泳ぐようにリトリーブスピードを調整した。ボートを流すスピードもあるので単純に1秒にハンドル何回転とは説明できないけど、いわゆるスローロールというテクニック。

その後、同じワンド内でDゾーンを投げて巻き続け、立て続けに40オーバーをもう2本追加。このロケでも、いつも目標にしているトーナメントであればリミットとなる5本達成。Dゾーンでの3本は、エリア、ルアー、釣り方がハマっているという釣れっぷり。

吸い込む力が弱い感触で喰いが浅くなりがちだったけど、Dゾーンのスローロールでないと喰ってこない。クランクベイトをサーッと巻いていても釣れないであろう魚。そんなバスを獲れるのがスピナーベイトのスローロール。

スローロールはディープだけじゃない。急激な水温低下や濁りの発生でシャローの魚が動けなくなった時に、非常に有効であることを知っておいて損はない。

Dゾーンのシャロースローロールについては、以下の記事で詳しく説明をしているので、せひ参考にして実際にトライしてほしい。

↓ ↓ ↓
 
ブレードタイプ特性の解説あり。なぜダブルウィローやダブルインディアナじゃなく、タンデムウィローなのか??
 
秋にも効果的なDゾーンのプチスローロールテクニック、そのコツを伝授。なぜDゾーンならそのテクニックが簡単にできるのか??

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同じエリアに入り直し50up & で40up×2 ~それを実現するためのパワーフィッシング

ロケ終盤、さらなるサイズアップを狙って、朝にクラッチヒッターで釣ったワンドに入り直す。夕方にワンド内の浅いバンクに差してきているビッグバスがいるはずと予想。

そして、狙い通りの50アップが出た。この日釣れているのは、ボトムじゃなく中層。クラッチヒッターでは、水深50cmの10~20cmくらいを巻いてくる感じだった。

ここで、この日クォリティフィッシュを複数釣っているDゾーンではなく、クラッチヒッターを選んだのは、スピナーベイトで10~20cmを泳がせようと思ったら、かなり速く巻かないとダメだし、この日釣れているスローリトリーブだと、ボトムをこすってしまうからね。

この日のバスは、あまり速い動きにはついて来ることができない状況だったので、狙う水深に応じて、そのレンジをゆっくり目に巻けるという視点で、Dゾーンクラッチヒッターを使い分けたんだ。

最後の最後、今度はDゾーンで連発したワンドに入り直して40オーバーを2本追加。またしてもパワーフィッシングが炸裂して、ロケは大成功で終了。今回は、時間を変えて同じエリアに入り直すことの大事さを感じてもらうことができたと思う。

広く速くエリアをカバーできるパワーフィッシングなら、状況判断が素早くできる。だから時間を変えて同じエリアに入り直すことができる。だから答えに辿り着きやすい。

季節、時間、天気、気温、水温、水色、水深、風、カバー、地形……等々、多くの要素を考慮して、バスの居場所やコンディション、ルアーや釣り方を探していくという過程。そんな試行錯誤を経て、その日の正解パターンに辿り着く。まさにバスフィッシングの醍醐味。そのために多くの情報を素早く集めていく側面が、パワーフィッシングにはある。

だからパワーフィッシングは、1日だけの釣行で、限られた時間の中で結果を出したい一般のサンデーアングラーにこそ、フィットするスタイルだとも言える。ぜひ今回の動画も繰り返し見て、何かを感じて、自身の釣りに役立ててもらえると嬉しいですね!

【The Hit】雨の紀ノ川で表層系ハマりまくり!入り江で爆釣/2024年5月1日放送

※動画は期間限定公開です。一定期間経過すると配信終了となります。

■タックルデータ
[ロッド]プロト
[リール]ジリオンSV TW 5.5:1
[ライン]ポリアミドプラス(ナイロン)10lb
[ルアー]クラッチヒッター
[ロッド]シナジー CSYC-70M+ マルチローラー
[リール]ジリオンSV TW 6.3:1
[ライン]エクスレッドNS(フロロカーボン)13lb
[ルアー]Dゾーン1/2oz タンデムウィロー

■P.S.
このロケではスローロールだったけど、Dゾーンは、これからの時期、速く巻いて表層を泳がせる使いが釣れる。また、クラッチヒッターが一番釣れるのは6月。どちらもポストスポーンの定番、バズベイトに出きらない魚が獲れる。

クラッチヒッターをリリースした時、僕はアメリカツアーに参戦していたけど、アメリカでも活躍してくれたルアーなんだ。リッククランが流した後を釣ってクラッチヒッターで魚を獲ったことや、アメリカのタイダルリバーで入れ食いになったことなんかもあって、その時のレポート記事もあるので、ぜひチェックしてみてください。

これからポストスポーンの時期は、表層付近が熱い。ぜひ試してみてください!

■関連サイト:サンテレビ The Hit
■清水盛三メディア
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