タフな状況でルアーサイズをアップ……パターン発見

W.B.S.クラシックのためのプラクティスは、試合前の木曜日、そして金曜の午前に行いました。いつもの試合より少なめのプラでしたが、頻繁に湖に出ていたため霞ヶ浦のコンディションはなんとなくわかっており、秋ということで毎年ハマる本湖の巻きのパターンでいけると思っていました。しかし、少し前から、目を付けていたエリアのベイトがだんだん少なくなっていき、水がクリアになってきているのが気がかりでした。

そんな感じで迎えた練習初日、木曜日。霞ヶ浦本湖を全体的にまわりましたが、巻いて釣れはするもののバイトは少なく、数を釣るのは厳しい感じで終えました。

水温低下、水もクリア、魚っ気もない……しかし「ここにバスがいないはずはない」と、逆にルアーのボリュームをアップ、目立たせてかつリアクションを狙おうとセミフットボールの3/8ozラバージグにキッカーバグ 4.5インチをセット。

ブッシュの中に入れて、パンピングの様なアクションの後、さらに中層スイミングで誘ってみると、ひったくるようにラインが走りました。

1,800gのグッドコンディション！

6キロオーバーのハイウェイトで初日トップウェイト発進

試合初日。フライトは3番。向かった桜川は悪天候のせいか他の釣り人はほとんどいなく貸切状態でした。狙ったエリアは中流から上流。

川を上って行くうちに冷たい雨の影響で水温は徐々に下がり、前日、前々日からさらに4℃ほど下がった15～16℃となりましたが、「なおさら魚はカバーに張り付くはず」とプラスに考えました。

狙いのエリアに向かって川を上る途中、プラでバスのバイトらしきものがあった橋脚を軽く釣ってみようとクラフトをキャスト。すると数投でキロフィッシュをキャッチ。「まさに行きがけの駄賃だね」とプレスの方と話しながら目的のエリアへ向かいました。

その後、狙いのエリアで3/8ozラバージグ+キッカーバグ 4.5インチのパターンがハマり、初日は5匹で6,615g。1,785gのビッグフィッシュを獲り、2位に3キロ近い差をつけてのトップウェイト発進ができました。

「よし！いける！」と思い丁寧に探りますがバイトは遠く、小さなバイトがあってもフックアップできませんでした。そこで、本湖のクランキングパターンに切り替えようと昼前に桜川をあとにしました。「もっと粘れば釣れるかも」とも思いましたが、このエリアは丁寧にしっかりやり切ったことと、風が西から、自分が求めていた東に変わったことで自信を持って勝負に出ることにしました。

しかし、本湖では2本掛けたもののロングディスタンスだったためフッキングが上手くいかず、ジャンプ等でバラシ。最後の最後まで巻き続けましたが、2日目は1匹1,340gでの帰着となりました。

これでW.B.S 2017シーズン全ての日程が終了しました。運営スタッフの皆様、選手の皆様、仲間、応援してくださる皆様、サポートしてくださるメーカー様、関係者の方々、1年間本当にありがとうございました。来期も全力でバスフィッシングに向かい合っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

［ロッド］ヘラクレス HCSC-75H エアリ―フリップ
［ライン］バスザイル・マジックハードR 16lb
［ルアー］ラバージグ 3/8oz + キッカーバグ 4.5インチ

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