2021.10.08 (金)

石川秀夫 シャローからディープまで。クランキングはカンタータ1本でOK。

私は、コンバットクランク全種類を1本のロッドで賄ってしまいます。最小限のルアー&ロッドで、シャローからディープまでもれなくカバーできるという強み……

こんにちは。エバーグリーンフィールドスタッフの石川秀夫(イシカワ ヒデオ)です。

最近秋めいてきて、いよいよ巻き物が効くシーズンに突入ですね!水温が高くて「シェード」「水通し」と狙いが絞りやすい夏場と違い、フィールド全域を視野に入れる必要があるのが秋。シャローからディープまで、広く素早く探ることが、この時期を攻略する近道と言えるのではないでしょうか。

とはいえ、バスの居場所が絞り込めない状況では、準備するルアーやロッドが多くなり無駄が発生しがち。そこで登場するのが、コンバットクランクシリーズ。深度別にラインナップされた60120180250320400480の7種類でシャローからディープまで万遍なく探れるため、無駄のないシステマチックなバスフィッシングを展開できます。

しかも、ロッドはオライオン・カンタータ67M 1本でOK。私は、コンバットクランク全種類をこの1本で賄ってしまいます。最小限のルアー&ロッドで、シャローからディープまでもれなくカバーできるという強み。

もちろん秋以外でも、このシステムが活きる場面は少なくありません。例えば、プラクティスで狙いを絞り込めなかった夏のトーナメントで、カンタータ&コンバットクランクシリーズを使用して入賞した経験があります。

その試合では最終的にメインになったのが、シリーズ中最も深く潜るコンバットクランク480でしたが、ディープクランクまでもカバーしてしまう、カンタータの圧倒的な対応力が結果に。

それは、7/25に開催されたNBCチャプター愛媛第4戦(野村ダム)でした……

まずは試合前日のプラクティス。狙いは、夏の定番でもあるボディウォーターに面した水通しの良い岬や岩盤、水中の張り出し。ライトリグやリーダーレスダウンショットで狙っていきますが、ルアーの着水と同時に反応するサイズの小さい個体に悩まされ、思うように釣れない&キロフィッシュは触れない状況でした。

さらに、2mくらいまでの水深を攻めてポロッと釣れる600~700gのナイスキーパーにも、再現性を感じられないままプラクティスは終了。「サイズが上がらない……」

そこで試合当日は、プラクティスで試していないエリアも含めて、得意のコンバットクランクでテンポ良く広く探っていくプランを展開することに。プラクティスで手応えがなかったシャローを捨てて、ミドルから下のレンジに狙いを絞りコンバットクランク250からスタート。岸際にルアーをキャストしては巻く、キャストしては巻く、を繰り返しテンポ良く流していきます。

力まず軽い力で投げても、反発力でルアーを鋭く弾き飛ばすカンタータの気持ち良いキャストフィールに、自然と集中力も高まります。少し深いレンジを、とコンバットクランク320に付け替えても、そのキャストフィールは維持したまま。気持ち良くキャスト&リトリーブを繰り返します。

しかし、バスからの反応はなく、ミドルレンジを捨ててさらにレンジを下げることに。カンタータにコンバットクランク480を結び、ディープでの勝負を開始。

すると、ポロポロと釣れ始め、あきらかに今までとは違う感触。そして、ダム湖最下流にあるワンドの大きな岬の沖で、コンバットクランク480にナイスキーパーがダブルヒット!

残念ながらランディングできたのは1本でしたが、レンジ&ルアー共に合っていることは間違いないと判断して、残り時間はコンバットクランク480でやり切ることを決断。そしてついに、下流域にある旧スロープ跡で、待望のキッカー、1,550gが入りました!

その後もコンバットクランク480を信じて巻き続け、少しずつウエイトアップ。トータル2,770gで5位に入賞することができました。

このトーナメントでウエイインしたすべてのバスを釣ったのが、カンタータ&コンバットクランク480のセットです。

また、この日、コンバットクランク250、320、480をカンタータで投げ続けましたが、その使用感は、まさに製品紹介ページの一節を思い起こさせるものでした。

「様々なミディアムクラスのルアーを、ただ投げられるというだけでは不十分。3/8ozから1/2ozへとルアーウエイトが変わってもキャストフィールは変わらない。同一の使用感が生み出す抜群の安定感で、フォアハンドでもバックハンドでも軽快に振り抜き、狙いのスポットを正確に射抜く別次元のキャスト性能は感動的」

キャストフィールだけでなく、クランクベイトを巻く際の抵抗に対しても、クセのないレギュラーテーパーのブランクが良い仕事をしてくれます。

そのテーパーゆえ、抵抗の弱いルアーを引いても、抵抗の強いルアーを引いても、極端な曲がり方をせず、きれいなベンドカーブを描くという特性。それが、ルアーが変わっても(たとえ抵抗の強いディープクランクでも)使用フィーリングが変わりにくい要因の1つだと感じています。

コンバットクランクシリーズ&カンタータの圧倒的な対応力。今回のレポートが少しでも参考になれば幸いです。

■タックルデータ
[ロッド]オライオン OCSC-67M カンカータ
[ライン]バスザイル・マジックハードR 14lb
[ルアー]コンバットクランク480

■関連サイト:JB日本バスプロ協会・NBC日本バスクラブ公式サイト

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