佐竹陸 陸王オープン参戦記 得意のサイトフィッシングで56cm頭に3本で150cm超え達成
こんにちは。エバーグリーンフィールドスタッフの佐竹陸(サタケ リク)です。
8/8〜9に行われた陸王オープンCブロックに参戦し、2位に入賞することができましたのでレポートさせていただきます。
まず陸王オープンについてですが、全国4ブロックに分かれて、2日間で3匹の長寸の合計で競う大会です。
私はCブロックの中で最もサイズが出ると考えていた芦田川水系(三川ダム・八田原ダム)に参戦しましたが、元々この2つのダムの経験値があまり無かったので、梅雨の時期から時間を見つけては、プラクティスに通っていました。
ただ、昨年の大会の結果を見ると50cmをベースに3匹揃えないと上位に入ることは難しいと思い、プラ中は50cmが釣れる釣り方を見つける事に時間を費やしました。
そしてプラクティスを終えて試合本番で使えそうな釣り方は以下の3つ。
特にキッカーフロッグとギズモを使った水面系の釣りがメインと考えており、この水面の釣りが効くバックウォーターに1日何度も入り直し3匹のリミットを揃えようと考えていました。
超クリアウォーター化したバックウォーターで40アップ
迎えた試合当日。朝イチは、1番魚が濃いと考えていた八田原ダムの最上流よりも少し下流の水深が出始めるエリアに入りました。ここはプラの時にサイズは選べませんが数が出ていたので、朝パワーで運良く50cmクラスが混じればと考えていました。
予定通り水面系への釣りへとタックルを持ち替えて、今度はバックウォーターへと入ります。しかし、そこで気づいたのは、前週のプラの時に比べてスーパークリアウォーター化し、流量が激減しているということ。ダムの水位はプラから当日まで常にチェックしていましたが、バックウォーターの流量がここまで落ちていることは頭にありませんでした。
さらに、プラで反応の良かったバックウォーターの激流エリアの対岸をふらつくバスも、朝一のエリア同様活性が低くそうな感じ。それでも、キッカーフロッグにチェイスしてカバーから出てきたバスにギズモでフォローを入れて1投でキャッチ。これが47cmでした。
ということで1匹目をキャッチした後、バックウォーターを休ませるために、少し移動。水中を観察しながら下流へと歩いていると、バスがとても濃いエリアを発見しました。そこは朝イチに釣りをしたエリアと、バックウォーターの間でした。プラの時は激流でしたが、当日の少ない流量だとちょうど良い流れでバスが溜まっているのだと気付きました。
完全無視の見えバスに……ついに喰わせた56cm
2日目の朝イチ。前日見つけたバスが1番濃かったエリアへと入り、リミットまでの残り2匹を揃えにいきました。
5時半に釣りを開始して約1時間半、ずっとバスが下流から上がってきたり、目の前でウロウロしたりするのでワームからi字系プラグ等、とにかく様々なリグを投入して反応を伺いますが、どのバスも完全無視。しかも、前日からのプレッシャーの影響か、初日よりもバスが少ないように感じました。
この連結ボウワームを自分より上流側に居るバスに対してアプローチ。流れに乗せてナチュラルドリフトでバスの近くを通過させると、他のワームでは逃げるか全く反応しなかったバスがほんの一瞬だけ興味を持ったような気が。
実際はピクリとも動いてなかったので、今思えば気のせいだったのかもしれませんが、釣り人としての第六感でバスの雰囲気が変わった瞬間をしっかり感じ取っていました。その後、4投ほどそのバスにアプローチして反応はありませんでしたが、イケるという自分の感覚を信じてあきらめずに今度はバスよりも上流側に立ち位置を移動してキャスト。
ドリフトの釣りでは自分より上流向けに投げるのが基本ですが、ノーシンカーなど流れに乗せられるリグであれば、下流にキャストしてラインよりワームを先に流してやることで、ラインを見られることなくアプローチすることができます。
そして、バスの頭上までワームがたどり着いたタイミングで細かくシェイクを加えて連結ボウワームをその場で艶かしく動かしながらホバリングさせると、目の色を変えたビッグバスが下から浮いてきてそのまま口を使いました。
足元のカバーに入られたり、激しい突っ込みを何度もかわし耐えながらキャッチしたバスは56cmのキッカーフィッシュ!ランディングした瞬間は人生で1番叫んだかもしれないくらい叫びました!
50オーバーの見えバスを追加、3本150cm超えを達成
その後、陽が昇ると明らかにライトリグを使ったサイトでの反応が悪くなってきたので、初日にバスをキャッチしたバックウォーターエリアで初日と同じくギズモを持ってバスを探しました。
すると川のど真ん中でボトムに張り付いている黒いバスを発見。ギズモをバスより上流にキャストしてドリフト。バスの頭上を通るタイミングでシェイクを加え、そのまま流れに漂わせながら追わせます。
そして……一度は見切ったように見えたバスも、根気強くシェイクを続けているとたまらず口を使ってきました。キャッチしたのは51.5cm!これでなんとか150cm台に乗ったと、ホッとしました。
しかし、ギズモはフロントアームがあるおかげで、シェイクしても手前への移動距離が抑えられるので、シェイクを加えながら上流から下流に違和感なくドリフトさせることができます。その結果、ビッグバスに口を使わせることができました。
三川ダムに移動して本湖の岬やゴミ溜まりをチェックしながら夕方はバックウォーターへと入りました。50cmクラスの入れ替えサイズは2匹確認でき、その2匹とも口を使わせましたが……フッキングまで至らないまま競技時間が終了となりました。
3本の合計は154.5cm。結果は……あと一歩及ばず、Cブロック2位でした。
[ロッド]ヘラクレス HCSS-65L UTスピン65L
[ライン]PE0.6号
[リーダー]バスザイル・マジックハードR 7lb
[ルアー]ギズモ
[ロッド]ファクト HFAS-61ULST
[ライン]バスザイル・マジックハードR 4lb
[ルアー]連結ボウワーム8.4インチ ノーシンカー
関連記事
-
- 木下彰 今年の夏もチヌゲーム好調 チヌに超効果的なルアー3選 & ロッド2選 & 実釣テクニック解説
- こんにちは。エバーグリーンライトゲーム・プロスタッフの木下彰です。 今夏も、ソルティセンセーション・ベイトモデルによるチヌゲームが好調です。 ...
-
- W.B.S.第4戦 高岡展二、蛯原英夫がワンツーフィニッシュ!
- 8/26に茨城県 霞ヶ浦 土浦新港で行われたW.B.S.プロトーナメント第4戦にて、高岡展二(写真左)が優勝! さらに、蛯原英夫(写真右)が準優勝! 今回はその ...
-
- 正木敦 JB霞ヶ浦第2戦5位入賞! ボウワーム5インチ・ネイルリグで
- こんにちは。エバーグリーンフィールドスタッフの正木敦です。 4月30日に茨城県霞ヶ浦で開催されたJB霞ヶ浦シリーズ第2戦に参戦し、5位に入賞することができました ...
-
- 小田島悟 W.B.S.第1戦 霞ヶ浦 春の激渋コンディションをボウワーム5インチで攻略し準優勝!
- みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフの小田島悟です。 3月24日に茨城県・霞ヶ浦で開催されたW.B.Sプロトーナメント第1戦で準優勝することができまし ...
-
- 小林知寛 JBトップ50 七色ダム戦優勝レポート ボウワーム・ウナギリグ誕生秘話
- エバーグリーンプロスタッフの小林知寛です。 2017年7月に七色ダムで行われたJBトップ50 第3戦の優勝レポートです。ビッグフィッシュ賞をとったロクマルに口を ...