強風下のカバー攻めでエアリーフリップがキーに
小田島悟、W.B.S.2011クラシック・優勝報告
こんにちは、エバーグリーンプロスタッフの小田島悟です。
10月22~23日に霞ヶ浦水系で行われたW.B.S.2011クラシックで優勝することができましたので、報告させていただきます。
■ 激変するコンディション 濁りと風を克服
【初日】
試合前夜から降り出した豪雨。初日は北東の強風により2時間30分遅れのスタート。朝一から、石積みのインサイドで「アシ+ヒシモ」が絡む本命スポットへ。ところが釣り始めてすぐに、先ほどまでの天気が信じられないくらいの晴天無風に。
さらに追い打ちをかけるように、このエリアの上流部にある水門から濁りが入ってきて、1往復もしないうちにストレッチ全てが激濁り状態になってしまい移動することに・・・と散々な初日。2本1,330gで12位と少し出遅れのスタートとなってしまいました。
暴風雨によりディレイドスタートとなった初日は 12位と出遅れたが・・・ |
【2日目】
2 日目は西風、小雨の降るローライトコンディションのなかスタート。ファーストエリアに入ったタイミングで風向きが西から南東に。ここは初日、濁りを避ける ために2番目に入った、本命スポットのすぐ上流側のエリアで「石積み+ヒシモ」の絡む10m程のストレッチ。ここで、釣り始めてすぐにヘラクレス・ブルーマイスター+クローワーム7gテキサスで700gをキャッチしました。
次第に南東の風が強くなってきたところでヘラクレス・エアリーフリップ+クローワーム10gテキサスに持ち替えると、かすかなバイト!アワセるとヒシモを支点にバスが手前に走ってきていましたが、エアリーフリップのロングレングスを生かしたフッキングが決まり、800gを追加することができました。
2日目は強風下のカバー攻めにエアリーフリップが大活躍。 |
その後 も同じエリアを撃ち続けるものの反応がなく、釣り始めよりも濁りが出てきた感じ。「もしかするとこの濁りは南東(下流方向)からの風によって、初日に水門 から入ってきた濁った水が上流へと押し戻されているのでは?」 そこで、このエリアの下流側にある本命スポット・昨日のファーストエリアへ移動すると思っ た通り水質が良い!
風が強く、しかも横風をモロに受けキャストしづらい状況でしたが、ここでもエアリーフリップのリーチを生かして狙いどおりのコースを引くことができ、1流し目で700g! すぐに答えが帰ってきました。
さらに1流しごとに1本ずつ追加することに成功し、終了まで3時間残してのリミットメイク! 推定3,600gと悪くはないものの、昨日のウエイトを補うためにビックフィッシュを狙いに残り3時間、思いつく限りのポイントを回りましたが反応がありません。
そして帰着15分前、「ここが最後!」と入った北浦のワンド奥にあるブッシュ。ついにそこから900gを引きずり出し300gの入れ替え! この1本で2日間のトータルを5,270gとし、優勝することができました。
帰着直前の1本がキッカーとなり初日12位からの逆転優勝! |
■ 優勝を決めた2つのキー
今回の優勝のキーになったのが、「エリア選択」と「エアリーフリップ」でした。それらについて自分なりに説明したいと思います。
【エリア選択】
今回の 試合でメインに選んだのは、この時期定番の石積みのインサイドの「アシ+ヒシモ」「石積み+ヒシモ」のエリア。このようなヒシモのスポットは沢山あります が、ヒシモがちょうど枯れ始める時期に入ることから、他のエリアと比べて枯れ始めたヒシモが少ないエリアを選びました。そのうえ、ベイトやエビなどが多く 確認できたことから、そこをメインエリアにしようと考えたのです。
① バスに警戒心を与えない
ロングレングスのブランクスにより、ロングディスタンスでアプローチできるのでバスに警戒心をあたえない。
② 強風下でもキャストコントロールがつけやすい
軽量かつロングレングスのリーチを生かしたロッドさばきにより、強風の中でキャストコントロールがしづらい状況でもキャスト~ルアートレースコースのコントロールが容易。
③ アワセが遅れても離されにくい
硬すぎないティップがバスに違和感を与えないことから、強風下でアタリを感じづらい状況でアワセが遅れても離されにくい。
④ カバーの中でもフッキングが決まる
ロングレングス+ヘラクレス4軸を生かし、カバーの中でラインが一直線にならない状態でもフッキングが決められる。
自分としては、まだまだ使い込んでいく必要があると思っていますが、エアリーフリップが今回の優勝に大いに貢献してくれました。今後もさらなるスキルアップを目指して頑張りますのでよろしくお願いします。
■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-67MH ブルーマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:クローワーム 7gテキサスリグ
ロッド:ヘラクレス HCSC-75 エアリーフリップ
ライン:バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー:クローワーム 10gテキサスリグ
■関連サイト
W.B.S.公式サイト
■ヘラクレス・エアリーフリップ 関連動画
『【動画】「EG going!」 Vol.24 蛯原英夫・霞ヶ浦
エアリーフリップ×キッカーバグ編 』
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