NEWIRSC-67MHF-ST/SS ストライダーRS

ストライダーRS

フィネスを極めたMH。変幻自在のスポットシューター。次世代バーサタイルベイトフィネス。

スモラバやネコリグをカバー最奥のピンスポットに正確に滑り込ませる。その器用な繊細さとは裏腹に、カバーの中でも多少の強引さを厭わず力強いファイトで獲る。フィネスとパワーが両立し得る限界点まで、それぞれの特性を高め融合した超実戦仕様のベイトフィネスロッド、ストライダー。
「軽量ルアーを扱えるミディアムヘビー」という特性から思い浮かぶ、今まで攻略できなかったあのシチュエーション……一筋縄では口を使わないカバーに潜むタフバスを、テクニカルかつ正確なキャストで緻密に攻めて攻め落とすために。
ベイトフィネスに代わりスピニングPEパワーフィネスが流行、「吊るし」が一般的なテクニックとなった近年。だが、上からの吊るしだけでなく、カバーと水面の狭い隙間をダイレクトに狙うアプローチが必要な状況は、今でも確実に存在する。その究極は、水面を滑り抜けるスキッピングだろう。
しかし、最近のバスは着水音を嫌がる傾向が強く、いかにもという派手なスキッピングでは逆効果。音の問題を解消しようとルアーを軽くするほど、ベイトタックルでは難易度が上がってしまう。スピニングタックルでは比較的イージーだが、ブレーキが掛けにくく、ルアーの到達点のコントロールが難しい。
ストライダーの場合、アメンボのように「サササササッ」というイメージで、水面にはわずかな波紋だけを残し、可能な限り存在感を消して、ピンスポットに優しく正確に送り込むといった、本当に釣るためのテクニックとしてのスキッピングを実践できる。
ベイトフィネスで使用する軽量ルアーを、正確に扱うことができるソリッドティップを持ちながら、ベイトフィネスロッドとしては強めのMHというバットパワーは、まさに実戦からの要求。どれだけ正確なキャストが決まろうとも、獲れなければ意味がない。
この一見アンバランスな設定は、アキュラシーキャストでカバーを攻めるだけでなく、中層やボトムの操作系の釣りにもマッチし、軽いリグでもダイレクトな操作感で繊細に動かすことを可能にしてくれる。
さらには、シャッドや小型クランクベイト、小型スピナーベイト、小型ブレーデッドジグ等、小刻みな振動も明確に感じ取れるため、フィネスな巻きにも対応。ライトウエイトバーサタイルとしての性能も兼ね備えている。
〈対応ルアー&リグ〉
●ネコリグ ●スモールラバージグ ●コンパクトラバージグ ●高比重ワームノーシンカー ●ライトテキサスリグ ●シャッド ●ミノー ●小型クランクベイト ●小型ブレーデッドジグ ●小型スピナーベイト etc...

全長 2m  継数
標準自重 95g  パワー ミディアムヘビー 
ルアー範囲 3.5~12g(1/8~7/16oz)  ライン範囲 6~12lb 
価格 91,000円(税別)

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    特徴

  • ■ ブランク
    [主な使用素材]
    張りと粘りのバランスが取れた中弾性カーボンを採用したチューブラー設計のメインブランクスに、短めの中低弾性タフソリッドカーボンティップを、継ぎ目を感じさせないシンクロメッシュ製法(PAT)で接合。獲るためのパワーを持ちながらも、軽量ルアーをソリッドティップに乗せ、手首の返しだけで「ピシッ!」と鋭く、しかも正確に飛ばすことができるという矛盾した性能を実現している。
    ソリッドティップは、重めのルアーではティップが垂れてしまい、キャスト軌道のズレを生んでしまうが、軽量ルアーの場合は、その垂れがプラスに働く。軽くてもティップにウエイトが乗ってくれるので、軽いルアーが断然キャストしやすくなる。
  • あらゆる角度からのテクニカルキャスト、アキュラシーキャストがストライダーの真骨頂であるが、中でも究極はスキッピングだろう。スナップを効かせた小さいモーションで鋭く、軽い力で振りきれるため、弾き出されるルアーの初速が上がり、水面の抵抗にも失速せずに奥の奥まで到達させることができる。
    また、スキッピングでは、ルアーが水面に当たる角度も重要。角度が少しずれるだけで、ルアーが水に刺さったり、上側のカバーに食われたりしてしまう。ストライダーなら自重の軽さと超細身ショートグリップのおかげでキャストのスイング角度(=ルアーの飛行角度)をコントロールしやすく、水面を滑るような理想的なスキッピングが可能。
    このロッドを手にした瞬間まず感じるのは、その軽さ。しかし同時に、ベイトフィネスロッドとは思えないほどに、しっかりとした張りと強さも主張する。つまりはフッキングやファイトのパワー、そして思い通りのルアー操作を可能にするシャープさの表れである。
    適応ルアー範囲については、MHパワーながらあえて3.5〜12gという軽めの範囲を表示。これは、ベイトフィネスで使用頻度が高いリグウエイトに照準を合わせて設計したからであり、ブランクスの耐荷重強度を示しているわけではない。今江曰く「一番気持ち良く使えるのは総重量5~7g」とのことである。
  • ■ ガイドシステム
    今までのベイトフィネスの枠を超えたロッドとして、軽量ルアーを太めのラインで扱うことを想定したセッティング。ベイトフィネスとしてはやや大きめの口径を採用しながらも、バット部分のガイドまでシングルフットにすることで軽量化。ノー感じになりがちなフィネスの釣りにおいて、ロッドやルアー、ラインに掛かる負荷の微細な変化を感じ取るために。
    ●トップ:SiCリング・チタンフレームガイド
    ●ティップ~バット(9個):SiCリング・チタンフレームシングルフットガイド
  • ■グリップ
    正確なスキップとアキュラシーは決してソリッドティップだけの力ではない。ストライダーには超細身のショートグリップを装備しており、6フィート10インチクラスのロッドに匹敵する有効ブランクレングスかつMHロッドながら、驚くほど軽量ハイバランスに仕上っている。
    軽い力でロッドを握ることができる上、袖口にグリップが引っかかりにくいことで、手首の自由度が非常に高く、入り組んだ困難なスポットにもロッドの角度を自由に変えて手首を返すだけで、様々な角度から静かに正確にルアーを送り込むことができる。
  • 【フォア】
    高感度4軸カーボンを採用したリールシートナット。シンプルかつ軽量なフォアグリップレスデザイン。
  • 【リールシート】
    カーボン強化樹脂製・肉薄設計ボディ&チタン・カーボン強化樹脂ハイブリッド型フードの組み合わせで軽量・高感度を実現した「Fuji TCHR×技徳RFBCS」。スリムな13サイズを採用し、さらなる軽量化とパーミング性能の向上という実戦上の大きなメリットを獲得。
  • 【センター】
    手首の可動域が広く、肘や袖口に引っ掛かりにくいショートセパレートタイプ。力を入れにくいピッチングやバックハンドで、スナップを最大限活用するための仕様。
  • 【リア】
    片手でのピッチングやバックハンド、また操作時に肘や袖口に引っ掛かりにくいようにシェイプした形状。特徴的なエッジは、左手を軽く添えるだけでしっかりと指が掛かり、ダブルハンドでも力まずコンパクトにスイングすることが可能。
  • 【グリップエンド】
    グリップエンドには万華鏡(カレイド)をモチーフにしたオリジナルエンドプレート(レッドバージョン)を装着。フォアおよびリアグリップのメタルパーツと同系色のディープレッドでアクセントを演出。
  • 【グリップ長】
  • ■ メイド・イン・ジャパン(Made in Japan)
    本製品は日本製です。
    「メイド・イン・ジャパンへのこだわり」についてはコチラ(グランドコブラ 製品開発コンセプト)をご覧ください。
  • ■ 「全国釣竿公正取引協議会」認定製品
    公正取引委員会及び消費者庁長官の認定を受けた「釣竿の表示に関する公正競争規約」の規定に基づき「全国釣竿公正取引協議会」がその内容及び条件に適合していると認定した証「釣竿公正マーク」を貼付。
    ※画像はイメージです。

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今江克隆によるストライダーRS解説

「触った第一印象が『強っ!!』と思う人が多いようだが、0.9gネイルシンカーの4インチストレートワームや1.8g~3.5g前後のスモラバ、カバースキャットなど3インチに満たない小さめのイモグラブ系も、超気持ちよくアメンボのごとくカバー最奥へと滑り込ませ、そこそこ強引なやり取りもできるロッド……」
■今江克隆のルアーニュースクラブR記事
『アメンボ』と『息する子ギル』!2025年新作第一弾を公開 第1222回
[1]2025年目玉の新作ロッド
[2]次世代「バーサタイルベイトフィネス」
[3]アメンボスキップを誰でもイージーに
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