小島貴 WBS第1戦 激シブの北浦を制し優勝 & DゾーンDIでビッグフィッシュ賞を獲得!
こんにちは。エバーグリーンプロスタッフの小島貴です。
3/27に北浦でW.B.S.開幕戦が開催されました。結果を見ると本当に釣れない厳しい試合となった初戦。プラではノーバイト、試合当日も2バイトのみ……
ですが、わずかなチャンスを確実にモノにすることができ優勝!Dゾーン3/8oz ダブルインディアナ(以下DI)で釣ったキッカーフィッシュはビッグフィッシュ賞も獲得!2022年シーズン最高のスタートダッシュを切ることができました。
プラクティスから試合当日までの状況をレポートします。
水温が徐々に上昇し春の気配!しかし、プラクティスでは厳しい現実が……
プラクティスは24日、25日の2日間行ないました。
練習初日はトーナメントエリアを全体的にざっくりチェック。エリアによってですが水温は10℃前後、高い所で13℃ほどといった状況で、水温が徐々に上がってきて魚の動きが活発になってきているのでは?と思われました。
ですが、シャローには生命感が全く無く、バスどころかシラウオやコイなどの他魚種もほとんど見られませんでした。
全くヒントを得られずプラクティスしていたのですが、練習2日目の午後、比較的水温が高い上流エリアで、練習に付き合ってくれた釣り仲間がバックシートでグッドコンディションのバスを釣り上げました。
結果的に2日間で釣れた魚はこの1匹だけ。自分にはバイトすらなくプラクティスを終了しました。
ですが、唯一釣ってくれたこの魚をヒントに、試合当日は比較的水温が高い上流エリアを丁寧に攻めるプランで挑むことにしました。
ただ、試合前日にフライト順が発表された際、ファーストフライトの5番目とスタートが早いことが分かったので少しプランを変更。朝イチは少し下流側にあるシャローカバーエリアに寄ってから上流エリアに行くことにしました。
プラン変更が功を奏して、ようやく巡り合えた貴重な1匹!キーは風??
そして試合当日。
天候は曇天で強風の予報でしたが朝は湖面は穏やか。夜中の冷え込みも全くなく暖かかったため、夜に動いていたバスもシャローにいるのではないか?と期待し、大規模なブッシュが存在するシャローカバーエリアに入りました。
いかにもバスが潜んでいそうなブッシュに、ブラックローズとダブルモーション3.6インチの9gリーダーレスダウンショットのセットで、奥の奥まで丁寧にアプローチ。
しかし、バイトはなし……
ライトリグを入れてみようとも思いましたが、バックシートのパートナーがライトリグで的確にフォローを入れてくれていたため、そのまま隣接するアシを撃っていくことにしました。
すると、水深30cmほどのアシの張り出しにストンと落としたダブルモーションに、「コツッ」というわずかな感触が伝わり、ラインが少しスライドしました!
久々すぎるバスのアタリでしたが、体がうまく反応しフッキング!タックルパワーで一瞬で抜き上げました。
ファーストフィッシュは865g。試合開始から1時間もしないうちに貴重な魚をゲットでき、パートナーと盛り上がりました!
バイトが出る前、「少し風が当たりはじめたね」とパートナーと話していましたが、その直後のバイトだったので「やはり風は大切なファクターだな」と再認識できる1匹でした。
しかし、その後は反応がなかったため、少し水深のあるオダなどを軽くチェックして上流のメインエリアを目指して北浦を上がっていきました。
DゾーンDIで逆境を跳ね返す会心のビッグフィッシュ!
メインエリアについてみると他の選手が5~6艇ほど先行……しかし、一番入りたかった練習で釣れた周辺は空いていたので釣りを開始。ジャカゴにアシなどが絡む場所へダブルモーションを撃っていきます。
しばらくすると、パートナーのライトリグにバイトがありましたが乗らず……でも魚はいると確信が持てたので、一つのストレッチをさらに細かく丁寧に撃っていきました。
しかし、バイトはなし……我慢の時間が続きましたが、ここで一瞬風が少し強くなりました!
「スピナーベイトで釣れそう……」
そう思い、Dゾーン3/8ozDIをセットしたタックルにすかさずチェンジ!マンメイドストラクチャーが存在し、そこをゆっくりと通したいのと波風に負けない強い波動が必要だったのでDIタイプのDゾーンを選択しました。
すると、崩れた杭の横を通した瞬間に引ったくるようなバイト!引き込まれるくらいに強烈なトルクでしたが、ロッドがいなしてくれて難なくランディングに成功。1,500gオーバーのキッカーフィッシュを獲ることができました!
使用したロッドは67ML+のライトニングストライク。Dゾーンには67Mカンタータも使用していますが、ここではショートキャストでテンポ良く釣っていきたかったので、一段柔らくて小さなキャスト動作だけでも投げやすく、掛けてからもよりロッドが曲がるのでバラしにくいライトニングストライクを選びました。
逆にディスタンスが必要なシチュエーションでは、ロングキャストがメインになるので遠くでバイトがあってもしっかり掛かけられること、またその場合、ワンランク重い1/2ozを使うことが多いのでカンタータを選んでいます。
その後、「もう一匹釣ればいいとこいけるかも!」とパートナーと追加を目指しましたが無念のタイムアップ。2フィッシュでの帰着となりました。
結果は2,410g。しかし、ローウェイト戦となり、紙一重でしたが優勝することができました!
また、Dゾーン3/8ozDIでゲットした1,545gのキッカーがビッグフィッシュ賞も獲得しました。
今回の試合は今まで以上に丁寧な釣りを心掛け、そしてなにより、W.B.S.の醍醐味であるチーム戦による連携が上手く取れました。パートナーがバックシートで的確なフォローを入れてくれたことが接戦を競り勝てた要因ではないかと思います。
また、風が吹き出したり強くなった瞬間が魚のスイッチが入るきっかけだったように感じますが、その状況変化を逃さずわずかなチャンスを確実にモノにすることができたので良かったです。
コロナ禍の大変な状況のなかでも開催してくださった運営のみなさま、応援、サポートしてくださるみなさまのおかげで最高のスタートを切ることができました!
次戦に向けてさらに練習に励みたいと思います。ありがとうございました!
■タックルデータ
[ロッド]オライオン OCSC-67ML+ ライトニングストライク
[ライン]バスザイル・マジックハードR 14lb
[ルアー]Dゾーン 3/8oz DI
[ロッド]オライオン OCSC-71H+ ブラックローズ
[ライン]バスザイル・マジックハードR 16lb
[ルアー]ダブルモーション3.6インチ 9gリーダーレスダウンショット
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