菊元 俊文

6.5フィートクラスの飛距離と6フィート並の操作感を持つフリーウィル。とにかく軽量ハイバランスで、ライトリグを簡単に繊細に扱える操作性は感動的。それにラインスラックを出して刻むシェイク1回1回の粒を、明確に感じ取れる驚異的な感度があるから、自分の意思通りのリズム＆強さでシェイクを精密にコントロールし続けることもできる。

だからボトムでの移動距離を抑えた一点シェイクや、表層～中層では身悶えするようなミドスト、ホバストも自由自在。あるいはサイトで、隠したスモラバをバスの目の前に瞬間的に飛び出させる精密な鋭いショートジャークのような技も使える。文字通り、使い手の意志通り自由自在にリグを操るためのロッドです。

本堂 靖尚

ソリッドティップの喰い込みの良さを活かしたジグヘッドリグのスイミングから、ソリッドティップのシェイクのしやすさを活かしたダウンショットリグ、ネコリグ、ミドスト、ホバスト等の操作系の釣りまで、ライトリグ全般に使い勝手が良いロッド。

それもシャローだけでなく、水深15mのディープでも感度もバッチリで、しっかりフッキングも決まるので、出番が多いオールラウンダーですね。思い通りにリグを操作できる感覚は、ライトリグ好きにはもちろん、ライトリグが苦手なアングラーにもオススメ。ライトリグの釣りが楽しくなる1本です。

吉川 永遠

フリーウィルは繊細で感度が良い上に、クセがなく使いやすい万能ライトリグロッドです。操作している時は、軽くてハイバランスなので精密なルアーコントロールができて、魚を掛けてからは、ロッド全身からULとは思えない粘りと反発力を感じます。

そんな性能を生かして、2021年のJB全日本バスプロ選手権・西日本大会では、10ｍを超えるディープの立木にサスペンドするバスを狙って、水中の枝にラインを引っ掛けてワームを吊るして、誘って喰わせて、掛けた魚は確実にキャッチし準優勝することができました。

大西 健太

フリーウィルは、ティップだけが曲がる「いわゆるソリッドティップ」という感じのロッドではなく、ロッド全体がきれいにしなってくれるので投げやすく、琵琶湖でも十分な飛距離が出せます。ソリッドティップならではの繊細な操作ができるけど、レギュラーテーパーのチューブラーロッドに近い感覚で、ウィードも外せる扱いやすいロッドですね。

テストではいきなりロクマルをキャッチしましたが、ファイト中は40cmクラスと勘違いするほど不思議なパワーを感じました。琵琶湖では、いるけど喰わないという状況で頼りになるロッドですね。